刺激的な生姜の魅力

Ginger Head

宮崎市佐土原町は海岸に隣接した砂地により良質な生姜が収穫できる名産地。
佐土原町で生姜の生産が盛んだという情報は以前より耳にしていたのですが、その魅力を深く知ったのは最近のこと。収穫高は宮崎県内一を誇るだけでなく、促成栽培(ハウス栽培)に関していえば生産量は九州一を誇ります。地元では佐土原町商工会の「佐土原生姜倶楽部」がPRに取り組んでおり、城の駅「佐土原いろは館」で販売されている生姜麺は体も温まるおいしい一品です。

地元の素材 × クラフトビール

地区あつめでは以前、宮崎市高岡町で生産されている高岡文旦を活用したクラフトビール「Bung Tang Gig」を開発。地元の素材×クラフトビール、その相性の良さはBung Tang Gigが物語っているのですが、今回はこのクラフトビールの第二弾ができないかと考えました。

クラフトビールと掛け合わせる素材として、落花生やパパイヤ、バナナなど地区あつめで考えられる宮崎産の素材を候補に挙げ、Bung Tang Gigの開発にも携わったB.M.B Breweryの里真彰氏に相談。

香りや油分など素材によってはクラフトビールには向かないものもあるようで、実際に素材を見ていただきながら検討を重ねました。そのなかで一番しっくりきたのが生姜でした。

今回この商品開発で生姜を提供していただいたのはヤスタケベジファーム。
ヤスタケベジファームではハウス栽培と路地栽培をおこなっています。訪問した日は快晴で生姜畑の生き生きとした緑色が青空に映えていました。

広大な畑いっぱいに広がる生姜の葉。足を踏み入れると分かる柔らかな砂地。
ふだんは機械で収穫されるそうですが、ご厚意により手で生姜を掘り起こしてもらいました。すると柔らかな砂地から白い生姜が顔を出しました。生姜はジャガイモのように親生姜(種生姜)から新生姜が生まれ、その数を増やしていきます。親生姜のみ色が濃く、その違いは一目瞭然。

収穫された生姜は加工場へ運ばれ水洗い。そのあと一つ一つ手際良くひげ根を切っていきます。加工場で香りたつ爽やかな生姜。手際よく作業されるみなさんの姿に生姜生産を支えるのはこういった手間暇なのだと感じました。

ビールづくりに使ったのは新生姜で、通年で流通しているひね生姜に比べて柔らかいのが特徴。水洗いされた生姜は驚くほど白く、スーパーでよく見かける生姜とは違い光輝いていました。

新鮮な状態でブルワリーへ引き渡しできたこともあって、とてもすりおろしやすい状態。地区あつめスタッフも醸造長とともにすりおろし作業をおこないました。ブルワリー内に立ち込める生姜の香りは刺激的で、製造の過程からビールへの期待が膨らみます。

刺激的な熱い夜

今回の生姜のクラフトビールは、色が黒くドライでスッキリとした味わいの「スタウト」というビールをベースに、生姜の強みを生かした仕上がりにしています。生姜の飲み物というとジンジャーエールがすぐ浮かびますが、この新ビール、ジンジャーエールの風味をイメージして飲むといい意味で期待を裏切られます。香りはもちろんですが、生姜独特のあのツンとした味とその奥に甘味が感じられ、豊かな刺激が口の中を駆け巡ります。

佐土原産生姜のクラフトビール、その名は「Ginger Head(ジンジャーヘッド)」。
パッケージは高岡文旦のクラフトビール「Bung Tang Gig」と同シリーズとして見えるようにデザインを施しました。

Ginger Headができたことを記念し、繁華街にあるビアバー「Beer Market BASE」にて発表会もおこないました。Ginger Headの試飲はもちろんのこと、商品開発の裏側や私たちが商品開発を通じて何を目指しているのか、そのコンセプトや思いをトークセッションの形でお届け。

気楽な気持ちでビールを楽しんでいただこうと企画したのですが、トークセッションがはじまるや全ての参加者が真剣に話を聞いていました。質問も飛び交い、参加していた生姜生産者の方に回答していただいたりと、クラフトビールと佐土原産生姜に対する思いが広がる熱い夜となりました。

数量限定にはなりますがBeer Market BASEで飲めるのはもちろん、市内のスーパーでも販売されます。運が良ければBung Tang GigとGinger Headが並んでいる姿が見れるかもしれません。

クラフトビールのおもしろさとともに佐土原産生姜の刺激的な魅力に酔いしれてください。

B.M.B Brewery

住所 :
宮崎市神宮東1-7-31
TEL :
080-4692-3745
営業時間 :
10:00〜17:00
不定休
Webサイト :
https://bit.ly/2JKnRka