Days
日々の地区あつめ

われら地区あつめ隊の、めくるめく採集記

2019/08/27

熱いハートでつくるハート型トマト

イチゴのようにキュートなハート型のトマトに出会いました。
訪れたのは、宮崎市田吉にある日本ヤノファームのミニトマトハウス。
宮崎ブーゲンビリア空港のそばにあり、栽培に適した良質の土に恵まれ、低くがっちりとしたポールで組まれるハウスは、東から突き抜ける台風にも耐える頑丈さです。

代表の矢野忠さんは関東にいるころ、農業とは畑違いのサラリーマンをしていました。
横浜市で青果業を営む両親の影響か、働きながら農業ボランティアで露地野菜づくりを手伝いはじめます。
だんだんと、ゼロから自分で野菜をつくってみたいいう思いが芽生えてきました。奥様に相談すると、「雪が降らないところなら」と承諾をもらい、強い気持ちを持って一念発起で35歳のとき、宮崎県に移住しました。

しかし、ハウス農業の経験がなかった矢野さんは、みやざき農業実践塾で1年間学ぶことにします。栽培品目はきゅうり、ミニトマト、トマト、ピーマンのなかから家族が好きなミニトマトを選択。
修了後、「ハウスをやめる人がいるよ」との情報を得て、縁も重なり田吉のハウスで栽培をはじめることとなりました。

栽培するミニトマトは、小さいけど甘いプリマとハートの形をしたトマトベリーの2種類。とくに、真っ赤なイチゴのようなトマトベリーは、糖度が高く甘く肉厚な食感が楽しめ、サラダやお弁当のアクセントにオススメで、思わず笑顔がほころぶキュートさです。今期は11月上旬からタイヨー赤江店、清武店、グラード錦町店、マエダストアなどでの販売を予定しています。

ハウス内には、受粉用のマルハナバチが活躍し、納豆菌や酵母菌などの微生物を培養してつくった自家製液肥を点滴チューブで苗の根に流す栽培方法です。

はじめた当初は少ない人員での管理で、ミニトマトに病気が出るなどして出荷量が少なくなりました。数年経った今では、スタッフも増え契約栽培の受注も決まりはじめました。

「いつもパートさんのお陰で助かっています」と感謝の気持ちを忘れず優しい矢野さん。
「ミニトマトの摘み取りは難しくないですし、シフトも自由で融通のきく職場です、どなたか働きたい人いませんか?」と頼まれました。

ハートがいっぱいの職場で働きたい人はぜひ、訪ねてみてください。
屋号に日本ヤノファームと名付けた矢野さんは、「将来的には国内だけでなく、海外にもミニトマトを輸出したいです」と熱いハートを持って頑張っています。

ハートのミニトマトをつくる農家さんは、強くて熱くて優しいハートの持ち主なのでした。

この記事を書いた人

えいさん

3年前に旅行したときに出した自分宛のハガキが先日、自宅に届いていました。郵便屋さんに見られるかと思うと、ちょっと照れますね。★★★ 地区あつめ隊のあつめる係。 イチロー選手の引退により、ぽっかり空いた心の穴を埋めるべく、夜は焼酎で酔いがまわり、昼は宮崎市内の地区をまわり、情報をあつめています。オレンジのワーゲンバスが市内を走っていたら、左ハンドルをにぎっているのは、きっとぼくなのでお気軽に手をふってください。

記事一覧