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日々の地区あつめ

われら地区あつめ隊の、めくるめく採集記

2019/06/21

高岡文旦×ビール。「Bung Tang Gig」誕生

宮崎市高岡町にしかないもの、それは高岡文旦。
大きくどっしりとしていて、ポコっと出た「デコ」が特徴的な柑橘類。生産と栽培は高岡町内に限られている特別な存在です。フレッシュないい香りがして、部屋に一つ置こうものなら一瞬にして心地良い香りに支配される……というのは大げさかもしれませんが、それほどの香り高さを誇ります。そして、みずみずしい果肉の歯ごたえときたら……もうたまりません。

実はちゃんと関わってみるまで「高岡文旦」という名前は聞いたことがあっても、それがどのようなものなのか知りませんでした(この仕事をしているとよくあることなのですが)。しかし、実際に食べてみたり、田中英男会長をはじめとしたJA宮崎中央高岡文旦研究会の方々にお話を聞いたりしているうちに、その魅力がどんどん体に染み込んでいくのでした。

高岡文旦を有効活用して何かできないか……そして、もっと多くの人に知ってほしい……。そんな思いから私たちは商品開発に乗り出したのでした。

高岡文旦の香り、爽やかさ、甘さと酸味に苦味などなど、それら良い部分を生かした商品開発の方法はないだろうかと何度頭をこねくり回したか。果汁やドライ加工したものを、たとえばアイスやジュース、紅茶、お酒などに活用できないかなどスタッフで案をめぐらせた結果、高岡文旦の香り高さやほのかな苦味はビールのフレーバーに最適なのではという話があがりました。

そこで、市内でクラフトビールを醸造している「B.M.B Brewery」に協力をお願いしてみました。

「この香りと爽やかさはビールに合いますね」と醸造長の里正彰さん。プロの手によって、高岡文旦の果汁がビールと融合していきます。ビールは醸造所ごとに違うものが出来上がる、そこでしかつくれないビールがある。そんなお話を聞いたときのワクワク感たるや。今、目の前で私たちの想像を超えたものができようとしている。

そして誕生したのがこちら。

クラフトビール「Bung Tang Gig(ブンタンギグ)」。
高岡文旦を育てるプロと、ビールづくりのプロの仕事がかけ合わさった一品。

サラッとした味わい、爽やかな香り、あとからくる苦味がクセになります。私も試飲をさせていただいたとき、思わず大声で「うううんまあい!」と口にしてしまったほどでした。これからの季節、青空の下で飲めたら最高だろうなと思わずにはいられない風味です。今までに味わったことのないビール体験と言いましょうか、その味に「唯一無二」という言葉がぴったりくるような気がしています。

このBung Tang Gigを多くの方に飲んでもらいたい。ほんとうにおいしいので、強くそう思います。
そして、これを機に高岡文旦をさらに多くの方に知っていただきたいし、味わっていただきたい。もっと言えば高岡町を訪れてほしい。そういう方が一人でも増えたら嬉しいですね。

Bung Tang Gigにも高岡文旦にも高岡町にも酔いしれて!

(高岡文旦については、過去のブログも参照ください→旬だネ! 春めく高岡文旦

この記事を書いた人

はんだ

東京人と福島人から生まれた宮崎人。地区あつめでは編集やライティングを主に担当。映画・音楽・本が好きですが、まだまだにわか。趣味はランニングとまちを徘徊すること。みんな、車なんて乗り捨ててまちを歩こうぜ。2019年はフルマラソンでサブフォーやるぞ。

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