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日々の地区あつめ

われら地区あつめ隊の、めくるめく採集記

2018/12/19

山本勘弥氏 初窯#01 窯入れ

10月10日のこと、宮崎市鏡洲の陶芸家、山本勘弥さんの窯入れを取材しました。
(山本さんの詳細は、以前のブログ「自然豊かな鏡洲の登り窯」でご確認ください)

山本さんは栃木県から宮崎へ移り、これまで灯油窯でたいていました。1年ほど前、東京都築地の有志らが中心となって発起した「登り窯再建プロジェクト」で寄付を募り、多くの友人らとともに、少しずつ登り窯をつくり、いよいよ窯に陶器を入れて、火をたく初窯を迎えます。

加江田渓谷の丘の上にかまえる登り窯は、割られたいくつもの薪に囲まれています。
これほどの薪をあつめて運ぶだけでも大変なことでしょうに、さらには薪割りまで。

登り窯の周囲にそびえる森林の木々が色とりどりの花を咲かせ、渓谷はせせらぎ、競ったようにさえずる野鳥や虫たちの鳴き声が響き、大自然の豊かさが心をいやします。

登り窯側面のレンガを取りはずした部分からのぞくと、素焼きをして釉薬(ゆうやく)を塗られた白や茶色の陶器が窯の中の棚にきれいに並んでいます。

一部の陶器を並べる際に用いられるサヤ(鉢)は、火や灰から陶器を守り、火の流れを良くするのだそうです。
登り窯で火をたくのは栃木にいたとき以来の7年ぶり、そして宮崎の登り窯でははじめて。

初窯を迎える気持ちを山本さんに聞いてみました。

「追われている感じ、余裕はないです。ここまでくるのに自分一人ではできなかった。みなさんの助けがあった分、プレッシャーはかかります。みなさんの気持ちがあるので」

栃木県にいるときに経験した初窯はきれいに出来上がったそうですが「今回はきちんとたけるかどうかもわからない。出来上がってみないとなんとも、初窯ですので」

その後も山本さんはつくった陶器を一つずつ丁寧に丁寧に並べていました。

後日、窯焚きの様子も追いかけます。

この記事を書いた人

えいさん

3年前に旅行したときに出した自分宛のハガキが先日、自宅に届いていました。郵便屋さんに見られるかと思うと、ちょっと照れますね。★★★ 地区あつめ隊のあつめる係。 イチロー選手の引退により、ぽっかり空いた心の穴を埋めるべく、夜は焼酎で酔いがまわり、昼は宮崎市内の地区をまわり、情報をあつめています。オレンジのワーゲンバスが市内を走っていたら、左ハンドルをにぎっているのは、きっとぼくなのでお気軽に手をふってください。

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