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日々の地区あつめ

われら地区あつめ隊の、めくるめく採集記

2018/12/07

父親のパンが好きだった

どうも。こんにちパン。
今回はまさにパンの発明家。パンーベル賞があれば確実に受賞しているあの方。
「じもっとパン リビエール」の押川さんにお話を聞いてきました。

きっかけは「宮崎の素材でなんでもつくるパン屋がある」との噂を耳にしたことから。
4年前からお店に立つようになり、なんと約3年でつくった新メニューは43種類!
すごすぎる!
ししゃもの産卵みたい!!(たくさんって表現です)

パンに使う素材は宮崎産のものにこだわっています。
店内では、手づくりの宮崎県素材MAPが哀愁を漂わせています。

小麦など宮崎県のものを使用しているのですが、本当にそれを使用しているのを伝えるのが難しいとのこと。

「嘘だけはつきたくないんです」
とこぼす、まっすぐな押川さん。

そもそもなぜパン屋さんになったのか。
「子どものころは絶対にパン屋は継ぎたくないと思っていたんですよ笑」
化学が大好きで大学院まで学ぶなど、研究することが大好きだったみたいです。
そこからは開発事業に携わる会社員として勤めあげ、非常に忙しい毎日を過ごしていました。
そこでふと、会社もパン屋も忙しいけど、同じ「忙しい」ならパン屋でもいいじゃん!
と思い立ち、4年前に福岡からUターンしてきました。
「実は、パン屋にはなりたくないと思っていたんですが、父親がつくるパンは大好きだったんですよね」

僕は勝手ながらお父さんを誇りに思いました。

そこで、パン屋になると決めた押川さんは宮崎県のパン屋をめぐりめぐり、お腹がいっぱいでも食べ続けました。5kgほど太ったそうです。
すると!気づいたそうです。

「どこのパン屋さんもおいしい……」

そう……パン屋さんはどこもおいしかったんです。

こりゃどうしたもんかと思い、ほかのパン屋さんとの違いを見せるべく、宮崎県産のものにこだわったパン屋にしようと決めました。
気になる素材があったら、自分で足を運びパンをつくる。
これを繰り返し新商品を開発していると、いつのまにか生産者さんのほうから「この素材でパンをつくってくれんか」と持ちこむ人が増えてきているそうです。

まさにじもっとパン。
押川さんの人柄の良さも、色々な方を引きつけていると思います。

実験のようにさまざまなものを組み合わせ新商品を開発し続ける押川さん。

今は生産者さんのために動くことが多かったみたいですが、これからはよりお客様に愛されるパンを開発していきたいと意気込んでいます。
押川さんの姿勢から、県内だけではなく日本をも「じもと」にしてしまう、そんなエネルギーを感じました。

たくさん魅力的なパンがありますが、僕が大好きなのは延岡の月の塩を使ったじもっとパンの「塩パン」。
めちゃくちゃ優しく繊細でなんだか食べてると、子どものころ吸っていた、あの混じりっけない青春の空気を感じるのはなぜでしょう。

地元宮崎を愛し愛されているパン屋さん。
そんなじもっとパン、さまざまな方の愛情、なにより押川さんのまっすぐな信念が詰まったパン。
仕事に疲れたあなたにリビエールを。

◆じもっとパン リビエール
住所:宮崎県宮崎市新名爪341-3
TEL:0985-39-8163
定休日:日曜日

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