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日々の地区あつめ

われら地区あつめ隊の、めくるめく採集記

2018/12/14

麦と学舎と子どもたち

小学校なんていつぶりでしょうか。
ヒンメリ授業のために訪れた高岡小学校。「小学校」という言葉に懐かしさを覚えつつ、木造校舎の堂々たるたたずまいに一同愕然。
なにより驚いたのが、チャイムがモノホンの鐘の音!その荘厳さが私たちを試しているようにさえ感じられました。
緊張もあいまって身が引き締まります。

始業時間になり子どもたちが家庭科室に入ってくると、静かだった教室が一気ににぎやかに。
飾ってある作品が気になる子。麦わらをいぶかしげに眺める子。何をするんだろう?ちゃんとできるかな?わくわく、そわそわ。いろんな気持ちが伝わってきます。

今回は指導役として徳留ひと美さんに協力していただきました。Qラボのヒンメリワークショップではおなじみですね。
ヒンメリの由来、わらの扱い方から糸の通し方まで、子どもたちに向けて楽しく丁寧に教えてくださいました。
徳留先生の軽快な語り口に子どもたちのリアクションも上々。にぎやかな様子から一変、真剣な表情を見せる場面もありました。
説明がひととおり終わり、いよいよ作業開始です。

と、思いきや
「やり方忘れちゃった!」
「これであってますか?」
「どーだったっけ!?」
あっちからこっちから助けを求める声!
スタッフも学校の先生もてんやわんや。子どもたちのパワーに負けないように必死です。
普段呼ばれることのない「先生」という響きに悦に入りつつ、毎日この元気っ子たちのエネルギーを受け止めている先生たちに、尊敬の念を抱いたのでした。

結んで、通して……伝わっているのか不安を抱きながらの指導でしたが、だんだんとコツをつかんできた子もチラホラ。
自分のヒンメリをつくり終えると、苦戦している子のお手伝いをする子もいました。
おかげで、時間内にクラスのみんながヒンメリを完成させることができました!すごい!

小学校の授業という初の試みに、スタッフもドキドキの1日でした。
楽しんでもらえたかしら。ぜひまたつくってね。
最後は作品を手にみんなでパシャリ。高岡小学校のみなさん、ありがとうございました!

(文:ささき)

2018/12/11

しぜんに自然と暮らす

ひょんなご縁をいただき、昨年からお野菜や蕎麦の栽培をはじめた高岡町の中西猛(たけし)さん・めぐみさんご夫婦にお話をきかせていただきました。

お二人ともが別々の県外から宮崎へ移住され、出会い、ご結婚。現在は3歳と11ヶ月のお子さん2人、愛犬のサンジくんとのおうちで暮らされています。

玄関を開けるとひろーい土間にダイニングセット。台所には薪ストーブ。
古きよき昭和のおうち。でも、どこもピカピカにされていて、ご家族が大切にていねいに暮らしを楽しまれているのが伝わってきます。

取材当日は冷え込んだもののとてもいいお天気。日当たりのよいお庭に椅子やテーブルを運んで、お茶をいただきながらお話をきかせていただきました。

お二人それぞれが、宮崎に移住されたきっかけ、新規就農を目指されたきっかけ。
農業も最初から上手くいくことばかりではないけど、お二人で力をあわせて取り組まれているのがお話からうかがえました。

種をまき、芽が出て大きくなっていく成長の過程に感じる作物への愛おしさ。
自分がつくったものをおいしく食べてくれる、買ってくれる人が喜んでくれたらそれが一番うれしい。と笑顔で話される猛さん。

猛さんが話をされていると、お子さんをあやしながら横でニコニコうなづくめぐみさん。

ふと、おふたりの馴れ初めをきいてしまいました。
めぐみさんに許可を得て猛さんが話してくださった「プロポーズはめぐみさんから」に、失礼ながら驚愕!ふんわりやわらかなめぐみさんからは想像がつかなかったのです。猛さん、すみません……。

昔から興味を持ったことには積極的に飛び込んでいることにしている猛さん。
最近は地元の方たちに教わりながら猟もはじめられたそうです。
そうやって飛び込んでいっていると人や物事がいつのまにかついてきていると話してくださいました。
そうしていっても行き詰まったり困ったりするときもあります。するとどういうわけか困った事態に力を貸してくれる方とのご縁を、めぐみさんがつないできてくれたそうです。

遠心力の猛さん。求心力のめぐみさん。
そんなお二人のチャレンジが宮崎でどんな風に広がっていくのか、楽しみなのは私だけではないはずです。

(文:たのうえ)